心から元気で暮らしていこう

母が、顔から転んで、唇を3針縫った

骨と脳は無事

 

と、2週間前の不幸中の幸いなできごとなのだけど、

本人すっかり弱気になって、

日課になっていた散歩にも

週2回通っていたデイサービスも

お休みして、家で過ごしているらしい

 

とにかく母の場合、“不安”という感情がよくよく発生して、

行動を狭める&ふさぎこむ

年を重ねてからは特に

 

今回は、

「また転んだらどうしよう」

(転んで、骨でも折ったらもう終わり、の発想がある)

 

母の気持ちになれば、わかる。

 

だがしかし、時が流れるなかで今が一番若い時なのだから、

あえて鼓舞したいのだ。

 

そんな今にぴったりな、メッセージをNoh Jesuブログよりみなさんと共有。

 

※Noh Jesu オフィシャルブログhttps://blog.noh-jesu.com/entry/2018/02/25

 

「母が病気になり弱気な言葉を口にするようになりました。

心から元気で暮らしていけるようになるには。」

 

みなさんこんにちは。編集部の佐藤です。

突然ですが、ピンピンコロリという言葉をご存じですか?

 

死ぬ間際まで元気に生きて、最期は苦しまずに死を迎えたい、という理想的な死に方を意味する言葉です。

けれどもそんな理想とは裏腹に、現実には病気に悩まされたり死ぬことを怖がったりすることが多いのではないでしょうか。

 

本日は、病気になったことで悲観的なことを語るようになってしまったお母さんに、楽しく人生を過ごしてほしいと願う読者の方からご相談をいただいています。

早速Nohさんにお話をうかがってまいりましょう。

  

【相談者】

Tさん、41歳女性、会社員

 

【相談内容】

私には一人暮らしをしている70歳の母がいます。

母は2年前までほとんど病気になったことがないくらい健康で、会社を定年退職してからもパートで週5日バリバリと働くほどの働き者でした。 美味しいものを食べたり綺麗な景色を見たりすることが好きで、私と一緒に旅行をすることもありました。

 

そんな母が2年前に心筋梗塞を患い、それ以来、薬が欠かせず好きな物も食べられないなど、行動も制限された生活になってしまいました。

 

私は、病気を患ってからの母の口ぐせが、弱気になってきていることが気になっています。

母は「再発してあの時のように苦しくて怖い思いをしたくないし、子どもたちに迷惑をかけてしまうのも嫌だ。ぽっくり死にたいけど死を待つのも怖い。2年前に死んでいたらよかったのに…。」とよく口にします。

 

死ぬことを想像して悲観的に生きるのではなく、残りの命を楽しく使って、母に充実した人生を送ってもらうにはどうしたらよいでしょうか?

 

病んだ意識環境から健康な状態は生まれない

 

佐藤

Nohさん、本日は読者の方からご相談が届いています。よろしくお願いします。

 

Noh

はい、よろしくお願いします。

 

佐藤

こういった現象は日本社会によくあるんじゃないかなと思います。

 

Nohさんはこの状況をお聞きになって、まず何を感じられますか?

 

Noh

お母さんの状態を細かく見てみると、病気になったことで体が自由に動かなくなっているところから考えたり表現したりしています。

 

つまり、お母さんは「この体が自分だ」と思っていますね。だから死が近づいてくるのです。

その意識の中にいるのなら、自分の存在感は感じにくいでしょうね。

 

佐藤

そうですね。

ご相談内容からも、「みんなのお荷物になる自分なんていない方がいい」というお母さんの心の状態が見えてきますね。

 

Noh

はい、だからお母さんの意識環境が病気だと言えるんです。

それだとワクワクできませんよね。

 

病んでいる意識環境から健康な表現は生まれるでしょうか?

 

佐藤

いいえ、生まれないと思います。

 

あ、これは海とお魚の関係ですね。認識技術でよく登場する。

海自体が汚れていたらそこに住むお魚が病気になるのは当然ですね。

 

それでは、どうしたらお母さんの心を健康にできるのでしょうか?

 

 

 

Noh

病んでいる意識環境から健康な意識環境に変化させることが重要ですね。

 

そしてこの変化に必要なのは、物事の見方を変えることです。

それが唯一の突破口ですよ。

 

を健康にする新しい感覚とは?

 

佐藤

なるほど。お話しの冒頭で『お母さんは体が自分だと思っている』とおっしゃっていましたね。

 

病んでいる意識環境と関係があるように思うのですが、体が自分だと思う、というのは具体的にはどのようなことなのでしょうか。

 

Noh

はい。

“体=5感覚脳を基準点にして物事を観察し、表現している”ということです。

ですから5感覚脳で物事を見るのではなく、感覚を+αして観る、これが大切です。

 

現実は感覚の結果物ですからね。

新しい感覚をつけてあげること、これがお母さんの心を健康にさせるうえで一番重要な方法です。

 

佐藤

なるほど。現実をつくっているのは感覚ですね。

 

それでは、感覚を+αする“新しい感覚”といいますと?

 

Noh

All Zero化感覚です。

これは認識技術を活用して身につけることができますよ。

 

佐藤

認識技術を使ったAll Zero化感覚とはどんな感覚なのでしょうか。

 

Noh

はい、ではこの絵を見てください。

 

 

 Noh

口の狭いビンの中に鳥が入っていますね。

 

このビンを割らずに鳥も殺さずに、どうすればビンの中の鳥を外に出せると思いますか?

 

佐藤

…難しい質問ですね。

 

この質問が、All Zero化感覚と関係があるということですか?

 

Noh

その通りです。

この質問の答えがAll Zero化感覚なんです。ワクワクする感覚ですよ。

 

ここでは詳しく話せませんが、拙著『宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1』にはその答えに到達するまでの対談が載っていますので、ぜひ読んでみてください。

 

佐藤

これはお母さんの認識が変化するきっかけになりそうですね。

では、新しい感覚をつけることで、物事の見方がどのように変化するのでしょう。

 

Noh

All Zero化感覚をつけることで、見えることや聞こえることなどが、いかに美しい世界なのかがよく分かるようになります。

そこには生老病死もありません。個人や自分のことを考えるのは卒業です。

 

これは自分が無い状態、仏教では無我と言っている世界ですね。

 

人間が病気になる日常生活

 

佐藤

なるほど、All Zero化感覚をつけることで、特に悲観の種となっている生老病死の問題がクリアになりますね。

 

では、そもそもTさんのお母さんが病気になった原因は何だったのでしょうか。

 

Noh

はい、こちらの図をご覧ください。

 

 

 

Noh

この図は、日常生活の中でどのように人間が病気になってしまうのか、その仕組みと全体像を表しています。

簡単に説明しましょう。

 

ここでは人間の出発を“人間5感覚脳に観点固定された有限Identity”と名づけました。

その状態だと必ず脳の認識のクセ((1)部分だけをとる、(2)違いだけをとる、(3)過去とつなげてとる、(4)有限化させてとる)が働きますので、例えば人と人が出会ったとき、お互いに認識する画面が異なり、勝手な決めつけをしていることにも気づかないまま関係を構築しようとします。

 

するとどうなるでしょう。

心から安心して関係構築できそうですか?

 

佐藤

お互いの観点で決めつけ合えば、安心した関係性は築けないですよね。

 

Noh

そうですね。

人間関係に緊張や不安、ストレスを感じていたら、心の奥底からひとつになる関係を結ぶことはできません。

 

ストレスがかかった状態で日常生活を送っていると、ワクワクのVision・Dreamとつながっていないマイナス感情概念が蓄積され、脳神経シナプスの連結網がセッティングされます。

これは半導体のようなイメージです。

 

そのセッティングによるシミュレーションの結果、筋肉やホルモンのバランスが崩れ、自律神経に問題がおき、血液循環が健康な状態ではなくなります。

その結果、ストレスを受けた細胞が作られ、臓器が壊されていく。

そしてその細胞で作られた有限Identityから表現し関係性を構築していく、それをずっと人間は繰り返しているのです。

 

つまりTさんのお母さんの病気はすべて有限Identityから発症しているんですよ。

 

佐藤

なるほど。人間が病気になるのには仕組みがあるんですね。

 

病気になる原因は“人間5感覚脳”に観点固定された有限Identityということですか。

もっと詳しく知りたくなりました。

 

Noh

はい、より詳細な健康や病気の関係と仕組みを使って「健康の本質」を明らかにし、健康な日常生活が送れる人生へと案内する観術メソッドセミナーも開催していますので、興味のある方はぜひご受講ください。

 

有限Identityを知ることとは

 

佐藤

病気ではない、健康なIdentityになりたいですね。

そのためには有限Identityが何なのかを知る必要があると思うのですが、どうしたらいいですか。

 

Noh

有限Identityは無意識エンジンという呼び方もしています。

それに気づくには、お母さんの考えや表現に対してTさんが質問をし、それに答えてもらうようにするといいですね。

 

お母さんが今まで意識してこなかったこと、意識したくないことを意識化させるようにし、これを何度も愛情を持って繰り返すこと。

これがスタートです。

 

佐藤

なるほど。Nohさんが考案された、無意識エンジン発見セッションを受けた時のこと思い出しました。

 

セッション士からの質問に答えていくことで、無意識に働くエンジンが何かに気づくことで、なぜ自分が同じ表現パターンを繰り返していたのかが鮮明に分かって驚愕した経験があります。

 

そしてAll Zero化感覚をつける必要性やその価値がだんだん分かっていきましたね。

有限Identityを知ることをきっかけに、お母さんの見える世界が変わっていきますね。

 

Noh

はい。

お母さんは「この有限Identityを持っていたから自分の宇宙がつまらなく見えていたのか」と納得できると思います。

 

体が基準の“人間の5感覚脳”で認識していれば、すべて物理法則で決められた「時間・空間・存在がある」物質の宇宙ですから、宇宙と自分の体が分離独立していて、関係ないもののように見えてしまいます。

言い換えると、今までの宇宙が統制不可能な状態だったんです。

 

All Zero化ができて、エネルギーの宇宙・心の宇宙、エネルギーのスピード、心のスピードでみたら、エネルギーの宇宙は“今ここ宇宙があったりなかったり”する生滅感覚です。

 

心の宇宙でみたら、宇宙はないんですね。だからこの現実は脳の残像現象にすぎない。

そのように、All Zero化感覚をつけることで宇宙は統制可能だということに気づき、自分ですべて決められるようになります。

この話の中ですべてのイメージをお伝えするのは難しいので、ぜひNRグループのセミナーなどで学びを深めていただきたいですね。

 

佐藤

セミナーでは論理で理解してイメージを深めながらAll Zero化感覚への道をたどらせてくれますね。

All Zero化感覚をつけることで、今までと今からがガラッと変わってしまいますね。

 

スクリーンの外に出ると、生老病死にとらわれない

 

Noh

はい、認識技術では現実はスクリーン画面だと表現しています。

スクリーンの中にいたことに気づいてスクリーンの外に出てみたらどんな感じになるのか、イメージしてみてください。

 

現実がスクリーンであることを知らないままで生きてきた人生が、どれだけ大変だったのか。いかに悲惨で残酷で屈辱で四苦八苦だったのか。

自分の人生を振り返ってよくよく気づくと思いますよ。

 

エネルギー感覚と心の感覚で物事を観るようにさせるんです。そうすることで、すごい感動が訪れます。

それに、生老病死がない状態だから、死に向かうといった感覚がなくなります。

 

佐藤

生老病死に固定されるから、感動がなかなかできず生きることがつまらないと感じてしまうんですね。

 

それがスクリーンの中にいたことに気づいて、いかに人間の尊厳をないがしろにしてきたのかと気づいたら、本当に大ショックですね。

 

Noh

それだけでなく大反転がおきますよ。

 

スクリーンの外に出て自分のゲームで生きることが、どのくらい毎瞬毎瞬がおもしろくて楽しいのか。

生老病死に執着せず、尊厳知能で生きることがどれだけ感動なのか。

1分1秒を1年のように感じながら物事を観ることができたら、どうですか。

 

佐藤

もう毎瞬ワクワクだから、死を待つだけの時間の使い方なんてしなくなりそうですね。

でも一人暮らしだと、それを維持するのが大変そうだな、と思ってしまいますが。

 

Noh

それには認識技術を共に学んでいる人たちと交流を活発にすることです。

自分の今までの病んでいる意識環境の中にいる状態ではなく、健康な環境・健康な場所に自分の心を置いておくこと。

 

統制不可能な宇宙はガチガチな宇宙です。

統制可能な宇宙はできたてホヤホヤですよ。自分で全部決められるんです。

 

主体性・自発性・能動性・尊厳性のあふれる、そんな健康な意識環境に住むことができます。

 

統制可能な宇宙が開く大きな可能性

 

佐藤

お母さんの意識環境が統制可能な宇宙になると、現実的には具体的にどのようなことができると思われますか?

 

Noh

例えば、一瞬一瞬の感動をポエムにして、ポエム集を作ってみたり、真実を活用したライフスタイルについて執筆をしてみたり、そんなことができたら素晴らしいと思いませんか。

これから地球に生まれてくる人たちに「もっと価値ある人生を送れるんだ」と気づかせることにも貢献できます。

 

佐藤

つまらないと思い込んでいた人生が、びっくりするほど面白くて多くの人に貢献できる人生に変わりますね。大変化です。

 

少子高齢化の時代ですから、そんなにも心が健康な高齢者が増えたら、日本はすごく魅力的な国になりますね。

私も未来に希望が持てるようになってきました。

 

Nohさん、本日はどうもありがとうございました。

 

Noh

どうもありがとうございました。

 

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いかがでしたでしょうか。

楽しく生きる鍵は感覚にありました。

 

5感覚脳を使った認識方式から+αのAll Zero化感覚をつけた認識方式へ変化させること。

そしてすべての病気の原因である有限Identityを知り、変化のきっかけとして、質問をして答える、という深いコミュニケーションや交流が大切だということがよく分かりました。

Tさんのお母さんをはじめ、多くの人の心が健康になれるよう、このインタビューがお役に立てたら幸いです。